ジュノン・スーパーボーイ・コンテストは、1988年の開始以来、多くの有名人を輩出してきました。
今年で37回目を迎えるジュノンボーイコンテストですが、国内ボーイズコンテストの先駆けと言われている歴史あるコンテストです。
毎年、グランプリを受賞した人だけでなく、その他各賞の受賞者やファイナリストまでがとても注目されています。
今回は各開催回別に、ジュノンボーイ出身の有名人についてまとめてみました。
この記事を読んでわかること
- ジュノンボーイの定義
- ジュノンボーイ出身の有名人
- グランプリ意外の有名人
- ジュノンボーイとなった人の未来
ジュノンボーイ出身にはどんな有名人がいるのか、ぜひ参考にしてみてください。
ジュノンボーイになるにはファイナリストまで勝ち残る必要がある
ジュノンボーイとは、主婦と生活社発刊の月刊誌「JUNON」が主催するボーイズコンテストにおいてファイナリストに残った人を指します。
コンテストには毎年1万人以上の応募があり、最終選考は15名程度まで絞られます。
昨年行われた第36回のジュノンボーイコンテストでは応募総数が15,155人となり、大きな注目を集めました。
ジュノンボーイには、以下の賞が用意されています。
- グランプリ
- 準グランプリ
- フォトジェニック賞
- 審査員特別賞
- その他の賞(開催年による特別賞等)
審査員特別賞は、1名の年もあれば2名程が選出される場合もあります。
その年の最適な人が選出されているというのが、審査員特別賞です。
サンリオのキャラクターであるシナモロールが、審査員特別賞を受賞した年もありました。
その他の賞は開催年による特別賞で、開催年によってその賞の数や名称も異なります。
昨年の第36回ジュノンボーイコンテストでは「hairsalon de Forever賞」と「 みんなのハートを♡ドロボーボーイ賞」の2つがありましたが、第35回の特別賞はありませんでした。
多い年だと特別賞が6個ほど用意されていた年もありましたが、今年がどのようになるかはコンテストが進行していかないとわかりません。
特別賞の名称も、毎年スポンサーにより変化しています。
ジュノンボーイ出身の有名人を一挙紹介!
ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト出身の人で、現在も芸能界の一線で活躍されている人は多くいます。
ここからは、ジュノンボーイ出身の有名人を紹介していきます。
グランプリ受賞の有名人
ジュノン・スーパーボーイ・コンテストにおいて、グランプリを受賞した経歴のある有名人を一覧にまとめました。
名前/受賞当時の年齢 | 受賞年 |
---|---|
武田真治(17) | 1989年 |
袴田吉彦(18) | 1991年 |
柏原崇(16) | 1993年 |
小池徹平(15) | 2001年 |
平岡祐太(18) | 2002年 |
石黒英雄(15) | 2004年 |
中村蒼(14) | 2005年 |
溝端淳平(17) | 2006年 |
佐野岳(19) | 2011年 |
犬飼貴丈(18) | 2012年 |
綱啓永(18) | 2017年 |
武田真治
高校在学時、第2回ジュノン・スーパーボーイ・コンテストでグランプリを受賞しています。
当時は中性的な見た目から「フェミ男」として、注目を浴び、アイドル的な存在でした。
『めちゃ2イケてるッ!』(フジテレビ)などのバラエティで活躍し、ミュージカルや舞台、ドラマ等の活躍だけでなく、サックス奏者として幅広く活動しています。
袴田吉彦
第4回のグランプリを受賞した翌年、映画の主役に抜擢され、現在まで多くの出演作品で俳優として活躍しています。
2002年には映画「猫の恩返し」で声優を努め、様々な映画やCM等で、活躍の場を広げています。
柏原崇
第6回のグランプリで、翌年俳優デビューしました。
1995年の映画「Love Letter」で、日本アカデミー賞の新人賞を受賞しています。
1996年のテレビドラマ「白線流し」は、彼の代表的な作品としても知られています。
小池徹平
第14回のグランプリ受賞後、雑誌等での活躍を経て、ドラマで俳優デビューしました。
その後、ウエンツ瑛士と「Wat」を結成し、2005年にメジャーデビューを果たしています。
「WATER BOYS」や「ごくせん(第2シリーズ)」などのドラマを始め、ミュージカル「キンキーブーツ」などでも活躍し、第一線で活動を続けています。
平岡祐太
第15回のグランプリで、アミューズに所属しています。
2005年、映画「スイングガールズ」で日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞し、2016年にはNHKの朝ドラ「べっぴんさん」にも出演し、数々のドラマや映画で活躍しています。
石黒英雄
同級生の勧めでコンテストに挑戦し、第17回でグランプリを獲得しています。
2005年のドラマ「ごくせん(第2シリーズ)」で俳優デビューを果たし、2016年「ウルトラマンオーブ」では主演を務め、現在は事務所に所属せずフリーで活動をしています。
中村蒼
第18回のグランプリで、レプロエンターテイメントに所属し、俳優として活躍しています。
グランプリの翌年俳優デビューし、現在NHKの朝ドラ「エール」にも出演し、活躍の場を広げています。
溝端淳平
2人の姉の勧めでジュノンボーイに応募したのがきっかけで、第19回のグランプリとボルゲージ賞のダブル受賞を果たしました。
コンテスト史上最多の芸能事務所40社からオファーを受けた、伝説のグランプリとしても知られています。
現在はエヴァーグリーン・エンターテイメントに所属し、活動しています。
2008年にはドラマ初主演と映画初主演を果たしており、舞台やCMなど現在まで多くの作品に出演し、今後も多くの活躍が期待できる俳優です。
佐野岳
第24回ジュノンボーイでグランプリを獲得し、念願の芸能界入りをしたという佐野岳さんは、受賞翌年より本格的に芸能活動を開始しています。
2013年には「仮面ライダー鎧武/ガイム」で主演を務め、俳優として多くのドラマや舞台で活躍中です。
犬飼貴史
第25回グランプリで、バーニングプロダクションに所属しています。
2018年の「仮面ライダービルド」で初主演を務め、翌年にはNHKの朝ドラ「なつぞら」に出演し、映画やドラマで活躍しています。
綱啓永
第30回のジュノンボーイでコンテスト史上、初めて敗者復活戦からのグランプリを獲得したのが綱啓永さんです。
ワタナベエンターテイメントに所属しており、受賞翌年より本格的に俳優活動を開始しています。
2022年「君の花になる」でドラマ内のアイドルグループの一員を演じ、8LOOMとしてCDデビューも果たしています。
グランプリ以外の有名人
上記で解説したとおり、ジュノンボーイと呼ばれる人たちの中にはグランプリを受賞した人以外の人たちも含まれます。
グランプリ以下の受賞者だけでなく、ファイナリストとして最終選考に残った人たちもジュノンボーイとなり、後に芸能界で活躍している人がいます。
グランプリには届かなかったものの、活躍の幅を広げたジュノンボーイ出身の有名人は以下のとおりです。
名前 | ジュノンボーイの受賞等 | 受賞年/開催回 |
---|---|---|
原田龍二 | 準グランプリ | 1990年/第3回 |
伊藤英明 | 準グランプリ | 1993年/第6回 |
加藤晴彦 | 審査員特別賞 | 1993年/第6回 |
渡辺和洋 | 審査員特別賞 | 1996年/第9回 |
ディーン・フジオカ (藤岡竜雄) | ファイナリスト | 1997年/第10回 |
木村了 | 審査員特別賞 | 2002年/第15回 |
加藤和樹 | ファイナリスト | 2002年/第15回 |
山本裕典 | 準グランプリ フォトジェニック賞 | 2005年/第18回 |
三浦翔平 | フォトジェニック賞 理想の恋人賞 | 2007年/第20回 |
菅田将暉 (菅生大将) | ファイナリスト | 2008年/第21回 |
黒羽麻璃央 | 準グランプリ カフェメニュー賞 | 2010年/第23回 |
戸塚純貴 | 理想の恋人賞 | 2010年/第23回 |
塩野瑛久 | 審査員特別賞 AOKI賞 | 2011年/第24回 |
井手上漠 | DDセルフプロデュース賞 | 2018年/第31回 |
山下幸輝 | ファイナリスト | 2020年/第33回 |
このようにジュノンボーイ出身の有名人は、実は多くいるという事がわかります。
ジュノンボーイコンテストがコンテストの開始から今尚若手俳優の登竜門として、大きな注目を浴びているのはこの結果からもわかります。
俳優活動だけでなく、歌手としても活躍している菅田将暉さんやディーン・フジオカさんは、誰もが知っている俳優さんでしょう。
しかし、ジュノンボーイコンテストではファイナリストまで残ったのにも関わらず、惜しくも賞の受賞はしていません。
彼らもジュノンボーイコンテストにおいてファナリストまで勝ち残り、芸能界への扉を開いているのです。
井手上漠さんは可愛すぎるジュノンボーイとして、コンテスト当時とても話題になりました。
ジュノンボーイはメンズコンテストではありますが、井手上漠さんのジェンダーレスな容姿に注目が集まったからです。
ジュノンボーイコンテストは自分のアイデンティティを大切にした人にもチャンスがある、というのが証明された特別賞の受賞でした。
現在井手上漠さんは、自分の強みを活かしてメイクやファッションなど、さまざまな分野で活躍されています。
このようにジュノンボーイコンテストは、さまざまな方面で大きな門戸であるというのは間違いないでしょう。
ジュノンボーイとなった人は事務所所属率が高い
ジュノンボーイとなった人たちはその後、芸能事務所からのスカウト等により、事務所に所属して活躍の場を広げていく人が多いです。
中には芸能界には入らず、普通の生活に戻る人もいます。
ジュノンボーイコンテストを受けたからといって、必ず芸能界へ入る必要はありません。
以下は、ジュノンボーイコンテストに協力している芸能事務所一覧です。
- アミューズ
- エイジアプロモーション
- エイベックス・マネジメント
- エヴァーグリーン・エンタテイメント
- えりオフィス
- エーチーム
- 太田プロダクション
- オスカープロモーション
- キューブ
- ケイダッシュ
- 研音
- スターダストプロモーション
- ジャパン・ミュージックエンターテインメント
- ソニー・ミュージックアーティスツ
- DD
- トップコート
- トライストーン・エンタテイメント
- TRUSTAR
- 長良プロダクション
- ニチエンプロダクション
- バーニングプロダクション
- フォスター
- プラチナムプロダクション
- ボックスコーポレーション
- ホリプロ
- ユニバーサル ミュージック アーティスツ
- ライジングプロダクション
- レプロエンタテインメント
- ワイケーエージェント
- ワタナベエンターテインメント
このように、多くの芸能事務所がジュノンボーイコンテストに参加しています。
現在活躍されている有名人たちも、ジュノンボーイにより事務所からスカウトを受け、現在のキャリアを築きあげているのです。
将来有望な俳優を発掘できる注目度が高いコンテストであるというのが、参加している芸能事務所の一覧を見てもわかります。
芸能界への興味がある人は、コンテストを受けてみてはいかがでしょうか。
ジュノンボーイ出身者は意外にも多くいる
ジュノンボーイ出身の有名人について、詳しく紹介してきました。
実はジュノンボーイ出身だったという事実を知り、驚いたという人もいるのではないでしょうか。
現在も多くのメンズたちが参加し続けているこのコンテストが、今も大きな注目を浴びているのは、将来のスター候補を皆が大いに期待しているからでしょう。
ジュノンボーイコンテストをきっかけに努力をしてきた事実や、コンテストで勝ち残ってきた経験が今に生きていると語る有名人もいます。
今後の未来のジュノンボーイ出身者に、大きな期待ができそうです。